PSTの有効性

PSTの有効性については、メタアナリシスが行われています。

Cuiper et al. (2008)は、合計53の独立した無作為化比較試験のデータを対象として、軽度(mild)から中程度(moderate)の抑うつの成人に対する7つの主要な心理療法(認知行動療法、非指示的心理療法、行動活性化療法、精神力動的心理療法、PST、対人関係療法、社会的技能訓練)の効果の比較を行っています。

その結果、PSTは対人関係療法よりは効果値が低いが、非指示的心理療法よりは効果値が高く、その他の主要な心理療法とは同等の効果があることが示されています。さらに、ドロップアウト率に関しては、問題解決療法が最も低いことが明らかとなっています。